国をあげて推進する「キャッシュレス化」、成功の鍵を握るのはQRコードか?

世界ではキャッシュレス決済(クレジットカード、電子マネー、スマホ決済など)が進んでおり、韓国でのキャッシュレス決済比率は90%だそうです。
しかし、いまだに現金信仰が強い日本では20%程度とキャッシュレス決済後進国であることをご存知でしょうか。

そのような中、最近注目を集めているのが「QRコード決済」で、楽天やLINE、ドコモ、KDDI、その他スタートアップ企業などが参入を表明しています。

QRコード決済は、スマホに専用のアプリを入れたら次のいずれかの方法で決済を行います。

  1. 利用者のスマホにQRコードを画面を出して、お店側がそれを読み込む
  2. お店がQRコードを掲示し、利用者のスマホでそれを読み込む

QRコード決済は、店舗側の投資がほとんど必要なく、高額な専用端末がいらないため導入が容易です。
また「おさいふケータイ」である必要はなく、ほとんどのスマホでQRコードが読み込めるため、利用者の端末も選ばないというメリットがあります。
個人的にはこのハードルの低さが、日本のキャッシュレス決済比率を引き上げる鍵になるのではないかと思います。

最近では医療機関でもQRコード決済ができるようになりつつあるそうです。
初診時、幾らかかるのか分からないため、財布の中身を心配していつもドキドキする自分にとっては、医療機関でキャッシュレス決済ができると嬉しいです。

「オウンドメディア」

「オウンドメディア(Owned Media)」とは、自社が所有するメディアのこと。最も身近なものがWebサイト(ブログやコーポレートサイト)ですね。また、自社で運営するFacebookなどのSNSは「アーンドメディア(Earned Media)」、お金を払って掲載する広告などは「ペイドメディア(Paid Media)と呼ばれます。3つ合わせて「トリプルメディア」と言い、Webによる情報発信はいずれかで行うことになります。

オウンドメディアは「役立つ情報」という側面が強く、ブランディングや売り上げアップという明確な目標を持って運営するものです。ちなみに「ブログ」はオウンドメディアのひとつと言えますが、「役立つ情報」というよりは、日常の出来事など気軽な内容を載せることで、親近感を持ってもらいやすいというメリットがあります。

最近は「あって当たり前」とされるWebサイト(ブログやコーポレートサイト)ですが、オウンドメディアという視点でホームページのコンテンツをチェックしてみると、「こんな情報も入れたい」「この情報は不要」など、新たな気づきがあるかもしれません。

古いPCでホームページが見られなくなる?

ここ最近、大手のサイトにアクセスすると「古い環境ではホームページが見られなくなります」といった告知が相次いで出されています。Yahoo! JAPANも6月1日以降、順次サービスが利用できなくなります。

https://security.yahoo.co.jp/news/tls12.html

一体何が起こっているかというと、通信の暗号化をするSSL/TLSという仕組みのうち、古いバージョンの仕組みはセキュリティに問題があるため、今後新しいバージョンに移行しますよ、ということです。
具体的には「TLS1.0」と「TLS1.1」というバージョンに対応しなくなり、より安全な「TLS1.2」に移行するのですが、これによって「TLS1.2」に対応していない古いOSや古いブラウザでは一部のホームページが閲覧できなくなってしまうのです。
OSは、Windows Vista以前、MacOS X 10.8以前、ブラウザはInternet Explorer 10以前等が対応していないとされています。

今使っている環境が対象かどうかは、上記Yahoo!のページで確認することができますので、一度確認してみてください。

弊社でサーバーを利用しているお客さまについては、SSL/TLSは新しいバージョンに移行しておりますのでご安心ください。

ファイアウォールより有効なセキュリティ対策「WAF」

ファイアウォールとは、ネットワークとネットワークの間の門番のようなもので、不正なアクセスをブロックするセキュリティシステムです。あらかじめ決めたルールに従い、特定の通信のみを許可し、それ以外を遮断します。例えば特定のIPアドレスからのアクセスを拒否するといったことが可能ですが、通信の中身を見るわけでなく、規格内か規格外かを見て判断するシンプルな仕組みです。

しかし最近はアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃が増えており、それらは正規の通信方法を使ってアクセスしてくるので、従来のファイアウォールでは防げません。

そこでWAFの登場です。

WAF(Webアプリケーションファイアウォール)は、Webサイト上で動作する更新システムや送信フォームなどを保護する目的で設置され、文字通りアプリケーションに特化したファイアウォールです。不正なアクセスかどうか、データの中身を解析・検知して保護するもので、従来のファイアウォールで防げなかった攻撃にも有効なセキュリティ対策です。

弊社でサポートサービス(サーバー管理)をご利用いただいているお客さまのホームページについては、順次WAFの対応を予定しています。対応時期等についてはあらためて通知いたします。

まるでテレポーテーション!? ARが進化したMR複合現実

ちまたのアミューズメント施設では「VR(Virtual Reality)=仮想現実」ゾーンが人気です。最近では、現実世界にCGなどの仮想世界を重ねて「拡張」する「AR(Augmented Reality)=拡張現実」が、「ポケモンGO」で知られるようになりました。

さらに「AR」を進化させた「MR(Mixed Reality)=複合現実」をご存知でしょうか。
この技術は、ポケモンGOのように、現実世界にCGを重ねるだけではありません。目的物に近づいて様々な角度から見たり、タッチしたり、3Dを手で動かしたり、現実世界と仮想世界をより密接に結びつける技術で、まるでテレポーテーション(瞬間移動)のようです。

ITの進歩が目覚ましい医療現場における「MR」の事例として、ロンドンの病院で大腸がん手術をする際、その場にいない医師を、あたかも手術室に一緒にいるように表示させ、指示を仰ぎながら手術を行ったそうです。


参考動画: https://vimeo.com/239145985

今はまだ人物が粗いポリゴン表示ですが、今後はリアルになっていくはず。医師の前に遠隔地の患者を表示させ、問診、診察をする時代も、そう遠くはなさそうです。

すでに建築物のプレゼンテーション、アパレル業界、業務トレーニング、遠隔地の入学式など、導入事例も増えており、今後のMRにぜひ注目したいところです。

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