次世代のデジタルサイネージを考えてみた!
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車を走らせると、必ず目に飛び込んでくる野立て看板や屋外広告。
昭和の頃から、その形態はほとんど変わっていませんが、看板の前を通る人に合わせて、個別に広告が表示される世界が近いうちにやってくるかもしれません。
これは、あるIT会社と広告代理店の共同プロジェクトの話。
高速道路に設置したカメラが、走行する車種をAI(人工知能)によって自動判別。ビル屋上デジタルサイネージ(電子看板)に、車種別の広告配信をするという実験を行ったのです。
例えば、日曜日の夕方に帰宅するミニバン向けには家庭向けの広告、平日昼間に走行する高級車には富裕層向けの広告を表示するといったことが可能になります。
Webでは訪問者の属性に合わせた広告表示はもはや珍しくありませんが、屋外広告でもそのようなターゲット広告ができるようになるのです。この技術は自動車にとどまらず、人の行動を分析してリアルタイムに最適な広告を出すように進化していくことでしょう。
近未来。
あなたの行動や好みはすべてAIに把握され、街を歩いたり、地下鉄に乗ったりすると、Amazonのように「あなたオススメの商品」が押し寄せる……そんな時代がやってくるのかもしれません。
2016年12月1日