ビッグデータより、オープンデータ。情報の共有化が人を幸せにする?

ITの世界とはデータありき。「データを持つ者が強い」なんて言われる時もありましたが、データを有効に使わなければ意味がありません。

皆さんは、国や組織が持っているデータをWeb上で公開して誰でも好きに使える仕組みがあるのをご存知ですか?
これは「オープンデータ」というもので、地域の事故発生情報や無料駐車場情報、遺伝子情報など、じつに様々なデータが公開されています。

うまく活用すれば、行政サービスや地域活性化、企業の業務効率向上などに役立つため、最近はニュースでも取り上げられるようになりました。そんな中、オープンデータを使った興味深いアプリが注目を集めています。

AED SOS

「突然の心停止者に遭遇した時、スマートフォンの位置情報を活用してSOSを発信。
付近の救助者を迅速に呼んでAEDを届けてもらい、救命率を上げる」

このアプリ、付近のAEDの設置場所情報に、自治体が提供しているオープンデータを使用しているそうです。すばらしいですね。
※AED設置場所検索サイトはいくつかあるのですが、そのどれもが緊急時に使う事は想定されておらず、事前に頭に入れておくための情報提供でしかありません。

ただし、こうした有益な情報をオープンデータとして公開しているのは、福井県鯖江市や千葉県流山市など全国でたったの9自治体で、少なさが課題となっています。AEDは一般市民でも使えるように開発されたので、できれば全国の自治体に公開してほしいものです。

オープンデータを利用した様々なサービスによって、安心が守られ、命が助かることもある。ITが人を幸せにする一つの方法かもしれません。

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