Column コラム

宇宙目線のデザインと、セキュリティに配慮した設計

国立天文台

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国立天文台 太陽観測科学プロジェクト

画面のなかでふわりふわりと浮かぶ巨大な気球。宇宙目線でデザインした「国立天文台 太陽観測科学プロジェクト」ホームページは公開後、好評を呼んでいます。制作にあたって、デザインはもちろんですが、セキュリティ強化にも多くの時間を費やしました。今回はデザインではなく、裏側の設計について紹介します。少し専門的な内容ですが、ぜひご一読を。

 

今回は「Movable Type」というCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)でホームページを構築しました。
そもそも「CMS」とは、一言でいうとホームページを簡単に更新できる動的な仕組みのことで、「お知らせ」の部分などに導入するケースが多くあります。よく使われるのは「WordPress」というオープンソースですが、シェアが高く、サイバー攻撃などの心配がないとはいえません。
そこで「国立天文台」ホームページでは、ライセンス契約が求められる「Movable Type」という別のシステムを使って、外部からのアクセスをシャットアウトしたローカルマシンで環境を構築するという厳重な体制で臨みました。
制作中大変だったのは、ローカルマシンに環境を構築する前例がなく、仕組みを模索しながら完成させたこと。セキュリティ上、動的な仕組みを一切認めない大手のクライアントは少なくありませんが、それをブレイクスルーする実績をつくれたのは大きい。万が一ローカルマシンが故障した時に備えて、別のマシンでバックアップを取っておけば完璧だと思います。

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