カテゴリ「ITよもやま話」のコラム一覧

Googleからの電話はウソ、ホント?

先日弊社のお客さまから次のような問い合わせがありました。
「Googleという会社から電話があったが、怪しそうだったので断った。よかったでしょうか」

Googleはインターネット業界の巨人といわれるビッグ企業です。そんな名前を出されると、つい耳を貸したくなるものですが、ちょっと待ってください。下記のように、Googleとは無関係の会社であるにも関わらず、言葉巧みに「Google」の名前を出すことで、相手を信用させる営業電話の場合もあります。

営業電話その① Googleマイビジネスの代行登録

店舗名等で検索すると検索結果に出てくるビジネス情報をGoogleマイビジネスと呼びますが、この情報登録を代行する、というもの。好き勝手な内容に書き換えられてしまう可能性もあり、後から権限を取り返すのも大変なので、よく知らない業者への依頼は控えるのが正解です。
なお、Googleマイビジネスへの情報登録は誰でも簡単にできます。

下記サイトに分かりやすく書かれていたので参考にしてください。
https://tenjuku.net/google-my-business-registration

営業電話その② Googleストリートビュー

Googleと提携しているストリートビューの代理店と名乗る者から電話がかかってきます。撮影無料の場合もあるようですが、毎月よくわからない管理費を支払う契約を結ぶ必要があるとか。
ちなみにGoogleはストリートビューの撮影者に業務委託することはないそうで、Google提携先もないそうです。つまり「Googleと提携している」と言ってくる相手は怪しいと思った方が良いでしょう。

上記以外で、本当にGoogleからかかってくる電話もあります。
それはGoogleのアドワーズ広告を利用しているとき。現状の予算内でより効果が出る広告設定をサポートしてくれます。
(Googleアドワーズをもっと使ってもらうための営業活動ではありますが…)

広告を利用していないのにGoogleから電話がかかってくることはまずないので、くれぐれも皆さん、ご注意ください!

トップページの大きなスライド写真は「いる」「いらない?」レスポンシブWebデザイン、その後

「スマホでは1秒でも早く目的にたどり着きたい。トップページの大きなスライド写真って、いらないのでは?」
先日、お客さまである病院の事務長から言われた言葉。出先から専門外来医師の診療時間を確認しようとしたところ、トップページの大きな写真をジャマに感じたとのこと。

PCと違って画面の小さいスマホでは、何を優先するかが重要です。リピーターを重視するなら診療時間などリアルな情報、初めての方を重視するなら良いイメージだったり最初に読んでほしいことだったり。そこで以前は、PCとスマホで異なるデザインに仕上げたものですが、最近はPCとスマホの画面に合わせて表示を変える「レスポンシブWebデザイン」が主流となり、PCで使いやすくても、スマホで使いづらいことも起こり得るようになりました。だからこそベストなデザインの両立を目指してきたつもりですが、お客さまの言葉にハッとさせられました。

ホームページの目的や優先順位は、お客さまによっても時代によっても変化するもの。大切なのは、お客さまの声につねに耳を傾け、定期的なアクセス解析を行って改善を繰り返すこと。
レスポンシブWebデザインが当たり前になった今、使い勝手と効果の検証をするタイミングに来ていることを実感するこの頃です。

オリジナル画像を無断で使用されないために

以前の「ITよもやま話」で、リースフォトやインターネット上の画像を無断で使ってしまうと著作権侵害になるので注意しましょう、とお伝えしました。今回は、逆に自分のオリジナル画像を他人に勝手に使われないようにするにはどうすればよいか、というお話です。

  1. ページに注意書きを入れる
    ページの下部などに「当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます」という注意書きを入れることで無断使用を牽制します。ただし注意書きを読まない人も多く、無断使用する人への効力は薄いかもしれません。
  2. 画像の上で右クリックをできないような仕組みを入れる
    JavaScriptという技術でマウスの右クリックをできないようにして、コピーやダウンロードを防止する方法です。ただし少し知識のある方なら回避可能で、画面キャプチャを防ぐことはできません。
  3. 画像に透かしを入れる

    画像の右下などにコピーライト表記を入れることで無断使用を牽制します。ただし画像加工でコピーライト部分をトリミングして削って使われる可能性もあります。

    コピーライト

いずれも絶対に防げる方法ではありませんが抑止力にはなります。ホームページ上の画像を無断使用されるとどうしても困るという場合は、一度ご相談ください。

「Googleアルゴリズム」に注力しすぎて本質を見失うべからず!

Googleは直近1年で、アルゴリズムの大きな変更を2回行っていることが分かっています。
アルゴリズムとは検索順位を決めるためのルールのことで、変更内容に関してGoogleは決して公表しません。

弊社ではサポート契約をしていただいているクリニック様のサイトを管理しているのですが、アルゴリズムの変更が著しく反映されたケースをご紹介します。

下記のグラフをご覧いただくと、Aクリニックのサイトは、2018年8月アルゴリズムの変更があった時期を境に、急激にアクセス数が上がり、2019年3月のアルゴリズム変更時に下落しています。
一方、Bクリニックのサイトでは、Aクリニックと真逆の現象が見られました。
いずれのクリニック様も、サイトのSEO対策として何か特別なことは行っていません。にも関わらず、検索結果順位に変動があり、アクセス数も大きく変化しています。
上記はほんの一例で、Googleのアルゴリズム変更によって下がるサイトがあれば、相対的に上がるサイトがあり、逆転することも珍しくありません。また、小さな変化であれば日々起こっています。

こうしたケースからも分かるように、アクセスに大きな変動があったとしても、直接来院数(売り上げ)に影響が見られない場合、一喜一憂しないことが大切です。
Googleの検索エンジンに喜ばれるサイトづくりをするのは本末転倒であり、やはり閲覧者に喜ばれるサイトづくりを目指したいものです。

弊社はお客さまのサイトのアクセス状況を定期的にチェックしており、もし問題があると判断した場合は、改善策を提案させていただきます。

「その画像、使っても問題ないですか?」

弊社のお客さまのなかで、ホームページに院内新聞のPDFを毎月アップしているクリニックがあるのですが、更新担当のスタッフが「おや?」と作業の手を止めました。
院内新聞のなかで使われているイラストに、リース写真(レンタルフォト)の証である「すかし画像」が入っているではありませんか。

たとえ院内新聞であっても、許可なくリース写真を使うと、場合によっては後から高額な利用料を請求される場合もあるので要注意です。弊社の更新担当スタッフは、すぐお客さまに事情をお伝えし、弊社で作成したイラストと差し替えることで事なきを得ました。

リース写真に限らず、インターネット上のイラストや写真も、おおむね著作権がある画像なので無断使用はできません。勝手に画像を使用してしまうと、「著作権侵害」となり大きな問題になってしまう可能性があります。

ついつい楽だからとネットの画像を使ってしまいがちですが、無用なトラブルを回避するためにも、画像の利用には注意しましょう!

ルールを知らずにドローンを飛ばすと罰則も!?

ドローンを使った撮影が珍しくなくなり、弊社のお客さまからも撮影を希望されるケースが多くなってきました。ただしドローンには守らなければいけないルールや規制があり、最低限の知識を持っておく必要があります。そこで今回は、ドローン活用における注意点を分かりやすくお伝えします。

まず、ドローンの機体重量によって、航空法の規制対象になるかどうかが決まることを知っておきましょう。
200g以上は航空法の規制対象となりますので注意が必要です。(運転免許は不要です)

●ドローンに関わる航空法

  1. 飛行が禁止されている空域
    ・空港周辺、150m以上の高さの空域、人口集中地区の上空
    ※飛行させたい場合は国交省へ申請して許可・承認を受ける必要があります。
  2. 飛行における禁止事項
    ・夜間飛行、目視範囲外の飛行、人や物との間が30m未満の飛行、イベント上空の飛行、危険物の輸送、物件落下(ドローンから物を落とす)

さて、200g未満のドローンなら自由に飛ばせるかというとそうでもなく、下記のルールが関わってきます。

●ドローンに関わる航空法

  1. 小型無人機等飛行禁止法
    国の重要な施設周辺は飛行禁止
  2. 電波法
    技術基準適合認証マーク(技適マーク)というロゴと番号が記載されていないとNG
  3. 県や市の条例
    例えば公園での飛行については県や市の条例で禁止されていることが多い
  4. 重要文化財保護法
    国の重要文化財の周辺は飛行禁止
  5. 道路交通法
    公道での飛行、離着陸は警察署の許可が必要
  6. 個人情報保護法
    第三者が映った写真や映像をネットにアップするとプライバシー侵害の恐れあり
  7. 私有地の上空
    他人の土地の上空で飛ばすには許可を得る必要あり
うっかりルールを破ると罰則を科せられたり、せっかく撮影した動画が「お蔵入り」になったりします。また皆がルールを守らないとドローン業界自体が衰退してしまう恐れもあります。
動画の可能性が広がるドローンの普及のためにも、ぜひルールはきちんと守りましょう。
ドローン撮影について興味のある方は、ぜひご連絡ください。

電話番号のゴロ合わせにも要注意。「医療広告ガイドライン」の守り方

先日、弊社のクライアントさまより、こんな連絡がありました。
「電話番号のゴロあわせでイタミナシというフリガナを併記していたら、広告規制に抵触すると注意を受けました」と。たとえ電話番号のフリガナであっても「無痛治療」への誇大広告となる可能性があるため、速やかに併記を削除しました。

「医療広告ガイドライン」が昨年6月1日に施行されて約8カ月。疑問や質問にQ&A形式で答える「医療広告ガイドラインに関するQ&A」などが発表されているものの、まだまだ医療業界に浸透していないのが実状です。

明らかに「比較優良広告」「誇大広告」「公序良俗に反する内容の広告」であるものは速やかに見直すべきですが、よく分からないまま「何だか不安だからページを閉じておこう」と、せっかく価値ある情報を削除してしまうのはもったいないと思います。表現を見直したり、きちんと裏付けを掲載したりすれば、なかには削除しなくてもよい場合もあります。
ホームページで大切なことは患者さんに有益な情報を提供することなので、「医療広告ガイドライン」に振り回されて本末転倒にならないよう、きちんとした情報発信を心がけたいものです。

これからは「遠隔サービス」の時代。遠隔サポートで今まで以上に手厚いサービスを。

弊社のお客さまは全国にいらっしゃるので、打ち合わせに出向くことも少なくありません。しかし、日程のタイミングが合わないこともありますし、もっと気軽に打ち合わせを重ねたいというご要望もあります。そのような時におすすめなのが遠隔サービスです。
遠隔サービスと言っても色々ありまして、お手軽なのが「チャット」です。ECサイトなどの画面右下にチャットの入力欄が出てくるのを見かけたことはないでしょうか。メールや電話するまでもないけど「ちょっと聞いてみたい」という時に気軽にやり取りできるのが便利で、最近はLINEもよく使われています。

次に「画面共有」。お客さまのパソコン画面を遠隔で操作するというもので、メールソフトの設定や更新システムの操作説明などサポート業務には大変便利です。弊社でもよく行っています。

最後に、モニタ越しに相手の顔を見ながら会話する「テレビ会議(Web会議)」。面接や研修、支店間の会議などに活用され、最近では「遠隔医療」も身近なものとなってきました。

今年は、遠方のお客さまとより密なコミュニケーションが取れるよう、「遠隔サポート」にも力を入れていきたいと考えています。

これから衣料品店は試着専門店になるかも?

ファーストリテイリングの子会社「GU」が先日、東京原宿に試着専門店をオープンさせました。
お客は展示されたサンプルを見たり、試着をして気に入った商品のタグのQRコードを読み取って、オンラインストアで注文、自宅で受け取るという新しいスタイルの店舗です。

面白いのは店内に設置したカメラ付き大型ディスプレイで顔写真を撮影したら、自分の分身であるアバターを作成して、画面上で着せ替えができること。試着できる数も限りがあると思うので、どんどん色々な商品を試すことができるのは便利ですね。

今時はショールーミングという、実店舗で商品を試着・確認して、購入は安いネット通販でという方も多いと思いますが、それを逆手に取った上手い手法だと思います。在庫を持つ必要がないので、多くディスプレイできるし、スタッフの数も削減できるのは良いと思います。
従来型店舗と違うのは、試着室に設置されたセンサーで、商品のタグを読み込み、お客がどんな商品を試着したのか、試着までして買わなかったのはどんな商品かという情報を収集できることだとか。

ちなみに私は今までネットで衣類を購入して、思ったのと違うとかサイズが微妙に合わないとかで多く失敗してきているので店舗で買う派です。
しかも店舗まで出向いたら買って持ち帰らないと気が済まない古いタイプの人間なので、こういった店舗がどの程度受け入れられていくのか注目したいです。

ネットの普及で進む、駐車場の「C to C(個人間取引)」

先日、とあるイベント会場に車で出向く必要があったのですが、その会場は駐車スペースが少なく車を停めるのに苦労すると聞いていたので、周辺の駐車場をWebで探していました。そこで気づいたのは、今の時代、駐車場もネット予約できるということ。

「Times」などのコインパーキングのサービスだけでなく、駐車場を持つ個人宅から月極駐車場のオーナーまで、登録して駐車場を貸し出しています。
「akippa(あきっぱ)」というサービスが有名なようです。

ナゴヤドームで中日ドラゴンズの試合がある日などは、周辺住人の方が1,000円!と書かれたプラカードを持って客引きをしているのをよく見かけますが、今時はオンラインで空き情報を公開、予約ができて支払いはクレジットカードで、というスマートな時代になりました。

利用者側にとって、あらかじめ予約することで駐車場を確保できるのは安心です。また、貸し出す側も、使っていない駐車スペースを有効利用することでお小遣いになるし、何より精算機など設備投資が不要というのはうれしい限りです。

今後、こういった予約系サービスやC to C(個人間取引)のサービスは増えていくと思われます。
弊社でも既成概念にとらわれないWin-Winなサービスを提供できるよう努めてまいります。

文創社発、きめ細かくカスタマイズできる「予約システム」

文創社では、ITサービスはもちろん、Webサイト、CMS構築、グラフィックデザイン、編集、撮影まで多岐にわたってメディアツールを提供してまいりましたが、この度、新しいサービスとして、リーズナブルな価格で操作も簡単な予約システムを立ち上げることになりました。

なぜ予約システムなの?
星の数ほど予約サービスがあるのに、なぜ参入するの?

それはお客さまに「ワンストップサービス」をお届けしたいからです。
多くの場合、Webサイトの制作はA社、予約システムの管理はB社と分かれています。
それを1社にまとめて一元化すれば、運営する費用も負担も軽減します。
また、Webサイトのデザインと予約システムのデザインも統一することができます。

世の中にはハイスペックで高額な予約システムもありますが、弊社としては、クライアント様のニーズにきめ細かく対応してカスタマイズできる、小回りのきいてリーズナブルな予約システムを提供していきたいと考えています。

まずは短期間の「インフルエンザ予防接種 予約システム」の試験導入でしっかり検証し
その後、健診予約、診療予約、セミナー予約などメニューを増やしていく予定です。

サービスが本格稼働した際は、正式にご案内をさせていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。

ネットに投稿された口コミって削除できるの?

最近、何人かのお客様から「インターネット上で否定的な口コミを書かれて困っている、削除できないか」という相談が寄せられました。
Googleで店舗名(クリニック名)を検索すると、検索結果の右側(スマートフォンの場合はページの上の方)に店舗情報が表示されます。これは「Googleマイビジネス」というもので、その機能の一つに「口コミ情報」があります。口コミは誰でも自由に投稿できるため、中にはネガティブなコメントも多く見受けられます。

「Googleマイビジネス」に投稿された口コミは、原則、投稿者のみ消すことができ、店舗側では消せません。
そこで、対応できる方法は以下の2つです。

  1. 不適切な口コミを報告する
    口コミがGoogleのポリシーに違反している場合、違反報告をすれば削除してくれる場合があります。
    口コミ記事にマウスを合わせると表示される「旗マーク」をクリックして違反報告ができます。

    不適切なクチコミを報告する
    https://support.google.com/business/answer/4596773?hl=ja

    ※ただしGoogleは事実関係を証明できないため、よほどのことがない限り削除はしてくれません。

  2. 良い口コミを投稿することで、目立たなくさせる
    とは言っても、待っていても良い口コミが増えるとも限りませんので、懇意にしてくれているお客様に「口コミ」投稿を依頼するのがおすすめです。簡単な手順書を渡して「よろしければ評価をお願いします」と、その場でやっていただくと効果的かもしれません。
    良い口コミが増えると評価の平均が上がり、悪い口コミも目立たなくなります。

最近は「口コミ削除します!」と宣伝している業者が横行しているようですが、そのような都合のよい方法はありません。
考えようによっては、業者サイドで悪い評価をして、お金をもらって自分で消すというマッチポンプなこともできるので、全面的に信用するのは危険です。くれぐれも注意しましょう。

国をあげて推進する「キャッシュレス化」、成功の鍵を握るのはQRコードか?

世界ではキャッシュレス決済(クレジットカード、電子マネー、スマホ決済など)が進んでおり、韓国でのキャッシュレス決済比率は90%だそうです。
しかし、いまだに現金信仰が強い日本では20%程度とキャッシュレス決済後進国であることをご存知でしょうか。

そのような中、最近注目を集めているのが「QRコード決済」で、楽天やLINE、ドコモ、KDDI、その他スタートアップ企業などが参入を表明しています。

QRコード決済は、スマホに専用のアプリを入れたら次のいずれかの方法で決済を行います。

  1. 利用者のスマホにQRコードを画面を出して、お店側がそれを読み込む
  2. お店がQRコードを掲示し、利用者のスマホでそれを読み込む

QRコード決済は、店舗側の投資がほとんど必要なく、高額な専用端末がいらないため導入が容易です。
また「おさいふケータイ」である必要はなく、ほとんどのスマホでQRコードが読み込めるため、利用者の端末も選ばないというメリットがあります。
個人的にはこのハードルの低さが、日本のキャッシュレス決済比率を引き上げる鍵になるのではないかと思います。

最近では医療機関でもQRコード決済ができるようになりつつあるそうです。
初診時、幾らかかるのか分からないため、財布の中身を心配していつもドキドキする自分にとっては、医療機関でキャッシュレス決済ができると嬉しいです。

古いPCでホームページが見られなくなる?

ここ最近、大手のサイトにアクセスすると「古い環境ではホームページが見られなくなります」といった告知が相次いで出されています。Yahoo! JAPANも6月1日以降、順次サービスが利用できなくなります。

https://security.yahoo.co.jp/news/tls12.html

一体何が起こっているかというと、通信の暗号化をするSSL/TLSという仕組みのうち、古いバージョンの仕組みはセキュリティに問題があるため、今後新しいバージョンに移行しますよ、ということです。
具体的には「TLS1.0」と「TLS1.1」というバージョンに対応しなくなり、より安全な「TLS1.2」に移行するのですが、これによって「TLS1.2」に対応していない古いOSや古いブラウザでは一部のホームページが閲覧できなくなってしまうのです。
OSは、Windows Vista以前、MacOS X 10.8以前、ブラウザはInternet Explorer 10以前等が対応していないとされています。

今使っている環境が対象かどうかは、上記Yahoo!のページで確認することができますので、一度確認してみてください。

弊社でサーバーを利用しているお客さまについては、SSL/TLSは新しいバージョンに移行しておりますのでご安心ください。

まるでテレポーテーション!? ARが進化したMR複合現実

ちまたのアミューズメント施設では「VR(Virtual Reality)=仮想現実」ゾーンが人気です。最近では、現実世界にCGなどの仮想世界を重ねて「拡張」する「AR(Augmented Reality)=拡張現実」が、「ポケモンGO」で知られるようになりました。

さらに「AR」を進化させた「MR(Mixed Reality)=複合現実」をご存知でしょうか。
この技術は、ポケモンGOのように、現実世界にCGを重ねるだけではありません。目的物に近づいて様々な角度から見たり、タッチしたり、3Dを手で動かしたり、現実世界と仮想世界をより密接に結びつける技術で、まるでテレポーテーション(瞬間移動)のようです。

ITの進歩が目覚ましい医療現場における「MR」の事例として、ロンドンの病院で大腸がん手術をする際、その場にいない医師を、あたかも手術室に一緒にいるように表示させ、指示を仰ぎながら手術を行ったそうです。


参考動画: https://vimeo.com/239145985

今はまだ人物が粗いポリゴン表示ですが、今後はリアルになっていくはず。医師の前に遠隔地の患者を表示させ、問診、診察をする時代も、そう遠くはなさそうです。

すでに建築物のプレゼンテーション、アパレル業界、業務トレーニング、遠隔地の入学式など、導入事例も増えており、今後のMRにぜひ注目したいところです。

「テレワーク」という働き方改革

日本の労働人口が年々減っていくなか、企業はより生産性アップを図ると共に、高齢や育児、介護などの事情で離職した人でも無理なく働き続けられる環境整備が求められています。

その環境づくりに効果をもたらすひとつが「テレワーク」です。テレワークとは、情報通信技術を使った、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことで、自宅やカフェなど本来の職場から離れた場所で仕事をすることを指します。社員がだらけて逆に生産性が落ちるのではないかという危惧がありますが、実際には、急な電話や打ち合わせがなく「仕事に集中できる」「仕事の成果が向上する」といった声や、「リラックスできていいアイデアが出せる」「ストレスが減る」といったメンタル面での恩恵もあるようです。

弊社でも働き方改革の一環として、今年度より一部テレワークを導入することにしました。社員にとっても会社にとってもよい効果をもたらし、結果的に顧客満足度アップにつながることを目指しています。

2018年、日本でも「eスポーツ」が流行る!?

eスポーツという言葉をご存知でしょうか。エレクトロニック・スポーツの略で、野球やサッカーなど一般のスポーツと同様、コンピューターゲームで対戦する競技のことです。
海外ではゲームで生計を立てるプロゲーマーも多く、大会には総額数億円という高額な賞金が設定され、大きな盛り上がりを見せています。

日本では「コンピューターゲーム=スポーツ」という認識に懐疑的な声もいまだに多く、eスポーツ発展途上国などと言われますが、今年2月「日本eスポーツ連合」が発足して話題になりました。
つい先日、Jリーグや吉本興業もeスポーツ参入を発表、今年は日本でも普及が進むことが予想されます。

2020年にはeスポーツ人口が世界で5億人を超えると言われ、2022年に開催されるアジア競技大会では、eスポーツが公式種目に追加されることが決定しています。そのうちリアルスポーツと同じくらいのビジネス規模になり、
オリンピックの正式競技になる日もやってくるかもしれません。

筆者の子どももゲーム大好きで毎日やっていますが、「将来プロゲーマーになりたい」と言われたら、どのように答えるか考えておかねばならない時がやってきたようです。

「読む」を「聞く」に変えるスマートなメガネ

以前、金沢21世紀美術館に訪れた際、
パソコンが並んだガラス張りのスペースの一角に黒縁メガネが展示されておりました。
これは一体どんなアートなのかと覗いてみたら実は文字を読み上げてくれる『OTON GLASS』というメガネでした。

文字を読むことが困難な人のために開発された、このスマートグラス『OTON GLASS』が、
いよいよ一般販売の準備を進めるべくクラウドファンディングを始めたそうです。

内蔵カメラで文字を認識したら、クラウド上のシステムが画像の文字を音声データに変換し、
スピーカーから音声が流れるという仕組み。

スマートフォンでも似たようなことは可能だと思いますが、スマホを取り出してアプリを起動し、かざして操作してという煩雑な操作になると思います。
顔を向けるという自然な所作だけで、それを可能にするところがこのメガネの凄いところです。

この機能が発展すると、文字を眺めたら翻訳した文章を読み上げることもすぐに実現できるでしょう。
なんでもできるスマホより、ある機能に特化したウェアラブルデバイスの方が、スマートかつ使い勝手がよくなる好例だと思います。

「スマートスピーカー」

スマートスピーカー(AIスピーカー)とは対話型のAIアシスタントを備えたスピーカーのことで、音声を認識して、音楽を再生したり、スケジュールを確認したり、インターネットでの検索が行えるのが特長です。

昨年は「OK Google」のCMでおなじみの「Google Home」が日本でも発売されて話題となりましたが、各社様々な製品を出しており、徐々に普及の兆しを見せています。

【スマートスピーカーでできること】
1. 音楽再生
 「ジャズを流して」とお願いすればお気に入りの音楽を再生してくれます。
2. 情報の検索
 「今日の天気」「今日のニュース」などを質問すると、最新の情報を読み上げてくれます。
3. 家電のコントロール
 照明やエアコン、テレビなどの家電を操作できます。(対応する家電が必要です)

ちなみに「何か面白いこと言って」とお願いすると、すかさず返してくるダジャレやとんち話が、弊社の中でウケています。今後はさらにAIも洗練されていき、様々なサービスと連携することは間違いないでしょう。

先日行われた調査によると、スマートスピーカーを使っている人の3分の2がスマートフォンを使う時間が減ったとか。
AIスピーカーが暮らしのコンシェルジュになる日はすぐそこまで来ています。

ホームページの更新が反映されない理由

弊社の大切な業務のひとつに、お客さまのホームページの更新、管理があります。

依頼を受けたらできるだけ速やかにホームページの更新作業を行い、更新完了の連絡を入れるのですが、時々お客さまから「うちのパソコン(スマホ)で見たら、ホームページが更新されていない」と言われることがあります。
これは「キャッシュ」により古い情報が表示されて起こる現象です。

「キャッシュ」とは、一度見たデータをPCの中に保存しておき、再び閲覧するときに、わざわざインターネットを接続して読み込まなくても、保存されたPC内のデータを読み込むことで表示を高速化する技術です(PCだけでなくスマホにもあります)。

最初の読込みは時間がかかったけど、次から早く表示される経験があると思いますが、それはキャッシュを読み込んでいるから。保存された古い情報を削除すれば、更新された新しいホームページが表示されるのでご安心ください。

しかしここで、あるお客様から疑問が投げかけられました。 「閲覧者が古い情報を削除しなければ、ずっとホームページは更新されないままなの?」と。

いえいえ、そんなことはありません。
確かに、最近そのホームページを見た人は、先ほどのような現象が起こる可能性はあります。ただし、キャッシュには上限があり、古いデータはどんどん消えていくので、しばらくすると自然に新しいページが表示されるようになります。

弊社では、できるだけキャッシュされにくい設計を取り入れていますが、もしも更新が反映されないなど、何か疑問に感じることがありましたら、いつでもご連絡ください。

[参考サイト]
ブラウザのキャッシュを削除する方法

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ラボアシスト 0120-853-863(全国対応)電話受付 10:00〜19:00(月〜金曜日)

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