集合写真の一枚には、教室のカラーを伝えるチカラがある
大学病院の講座・教室のWebサイトでは、ほぼ1日かけて写真撮影を行います。
最もテンションが上がるのが集合写真。勤務の合間を縫って忙しい医師の皆さんが集まるので「大事な時間を使うのだから失敗できない!」というプレッシャーのなか、ディレクション&撮影を行います。
我々のモットーは、「教室の雰囲気が伝わる集合写真」「他にないような集合写真」を追い求めること。なぜなら集合写真には「アットホーム」「チーム感」「伝統と格調」「堅実」など、その教室のカラーを伝えるチカラがあると考えるからです。そのため撮影の数日前までに、医局長や教授とオンラインで撮影会議を行うなど準備も入念です。
こちらの写真は東北大学皮膚科様で撮影した一枚。皮膚科らしさを伝えたく、外来処置室でワゴンなどもからませつつ、ライブ感あふれるイキイキとした様子を引き出しました。
毎回、撮影場所やレイアウトなどに趣向を凝らすのは大変ですが、仕上がりを見て「いいね、これ!」「文創社に頼んでよかった!」と喜んでいただけるのが何よりうれしく、もっと頑張ろうと気合を入れています。
広島大学口腔外科学様
十分なスペースがある場合は、通常は片付けてしまう机と椅子を上手く活用し、打ち合わせ中の一コマのようなシーンを作ることでチーム感が生まれます。
久留米大学心臓・血管内科様
昨今は各教室でも女性医師の多様な働き方をサポートする取り組みを行っています。女性医師だけが集まって心臓を表すハートマークを作ってもらい、柔らかいイメージの集合写真を撮ることができました。
群馬大学腫瘍放射線学教室様
放射線腫瘍学を象徴する重粒子線医学センターで撮影。特徴的な建物を活かす構図で、横一列に並んでいただきました。真ん中の教授と准教授だけポーズを変えています。
東京大学看護管理学分野様
東大の本郷キャンパスは、新しい建物と古い建物が混在し、緑も多く、写真映えするポイントがたくさん。人数が少なかったり身長差がある場合は、階段で逆V字に並ぶなど工夫をこらします。