「ビッグデータ」
「ビッグデータ」という言葉を最近よく聞くけど、いまいちピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
お店のレジで商品が販売されたときに記録されるPOSデータ、Webサイト・テレビなどの閲覧履歴、Suicaなどの交通カードの利用履歴、スマホの位置情報など、日々蓄積されていく様々な種類の大量のデータをビッグデータと言います。 これらは大量で不定形なため扱いづらく、なかなかデータを生かすことができませんでした。しかし近年ビッグデータの分析技術が進歩して、様々なことに活用できるようになってきました。
例えば、ダイドードリンコでは、自販機にて飲料を販売する際の配置は「Zの法則」に従って、左上に一番売りたいものを置いていました。しかしアイ・トラッキングによるデータ(自販機のどこをみて商品購入を決定しているかを表すデータ)を解析したところ、下段に視線が集まることが分かったのです。 その結果をもとに配置を変更することで、売上前年比1.2%増という結果になりました。
今まで当たり前と思っていたことも、データを解析してみたら実は違っていた。そんな常識にとらわれない、新しい発見がビッグデータの活用から生まれるのを期待したいですね。
2018年11月1日