みんなでつくる。みんなで共有する。IT版 マッピングパーティー!
出かける予定がある時に、どんな所か分からなくても、Googleマップやストリートビューで前もって見ておけば、ある程度は分かってしまう便利な時代。でも、その土地にいる人にしか分からない情報はウェブ上の地図にはないんですよね。
そんな街の情報を集めて地図を作るというイベントが各地で起きていて、「マッピングパーティー」と呼びます。みんなで地図を作るパーティーって楽しそうなネーミングですね!近年はスマホの普及もあって、ウェブ上で地図を作ることで、より多くの人を巻き込んだ情報共有が可能になっています。
例えば、千葉県流山市では、小学生にスマホを持たせて「とっておきの場所」を撮影、マッピングするイベントを行いました。人の顔や表札の写真を撮らないなどの個人情報の扱いを学んでもらい、親や別の参加者との交流を経て、コミュニティを経験するという教育の面でも有効だったようです。
http://map03.ecom-plat.jp/map/map/?cid=9&gid=194&mid=805
また、伊豆大島では観光や火山地形、歴史、文化などの多彩な情報のほかにも、台風被害状況マップなどを作って、防災・ハザードマップとしても活用しているそうです。
https://izuoshima26.crowdmap.com
みんなが情報を持ち寄って、刻々と「アップデート」していくマッピングパーティー。地図のIT化にぜひ注目です。
2014年5月1日