カテゴリ「今さら聞けないIT用語」のコラム一覧

クリエイティブ・コモンズ

日本において、あらゆる著作物は創作された時点で自動的に著作権がつきます。
そのため、ネット上で見つけた写真やイラストを無断で自分のホームページに掲載すると「著作権侵害」となり、相手に訴えられることもあります。

ただ最近は、インターネット上で皆が使ってくれる方が、自分の作品が広まるので
好都合だという著作者も増えてきました。

ところが最近では、自分の著作物を広く拡散させるため、あえて自由に使ってもらうケースも増えてきました。そんな人におすすめなのが「自分の作品はルールを守って自由に使ってもいいよ」とアピールするのに有効な「クリエイティブ・コモンズ」です。

[クリエイティブ・コモンズとは]
「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)」を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトの総称。CCライセンスとはインターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません」という意思表示をするためのツール。

CCライセンスの種類
https://creativecommons.jp/licenses/

表示 表示
作品のクレジットを表示すること
非営利 非営利
営利目的での利用をしないこと
改変禁止 改変禁止
元の作品を改変しないこと
継承 継承
元の作品と同じ組み合わせのCCライセンスで公開すること

作者にとっては権利を守った上で作品を広く知ってもらうことができ、利用者にとっては、表現の幅が広がるという、双方のメリットがあります。

「クリエイティブ・コモンズ」の普及によって、逆に著作権への理解が深まることも期待したいと思います。

パスワード

オンラインバンキング、SNSなどWebのサービスを利用する際、必要になるパスワード(暗証文字)。

パスワードを設定するときは、他人に推測されにくいように大文字小文字を混ぜたアルファベット、数字、記号を使うよう注意を促されますよね。おかげで複雑怪奇なパスワードになり、もはや覚えられるものではなくなっています。
その結果、いざサービスを利用しようという時に、無情にも「パスワードが違います」と出てイライラする経験は皆さんもあると思います。

この「数字・記号・大文字の組み合わせ」にしましょうというルールは、2003年に米国の国立標準技術研究所によって作成されましたが、最近になって
「あれは失敗だった」と担当者が語っています。

パスワード研究者らによると、単語を4つ並べたパスワードの方が、それより短い複雑怪奇な文字の組み合わせよりもハッカーには破りにくいそうです。
つまり「W&d8♯An$」のようなパスワードは数日で破られてしまうそうですが、
「house recruit conditioning experiment」を繋げたパスワードは解読するのに何百年もかかるのだとか。長年、辞書に載っている単語は避けるよう言われて来ただけに驚きです。

そのうち毎回パスワードを入れなくても認証ができる生体認証(指紋・虹彩・顔など)が普及してくると、こういう問題も一挙に解決できるようになります。
はやくパスワードに縛られる生活から逃れられる日が来ると良いですね。

フィッシング詐欺(2)

以前、「今さら聞けないIT用語」でフィッシング詐欺の手口がどんどん巧妙化しているとお伝えしましたが、今回は、ごく最近でくわしたある事例をご紹介します。

下記は、筆者宛に届いたアップルからの領収書メールです。
App Storeで4,248円のアプリを購入したということですが、

私には身に覚えがありません。「え? 何かの間違いでは?」

と思ってよーく見ると、怪しいところがいくつかあります。

applemail

1. 送信元が「Apple」となっているが、メールアドレスは「appclouds26@mailsanformatin.com」という Appleとは思えない怪しいドメイン from

2. 「この取引の問題 ?」というおかしな日本語 link

3. その下のURLをクリックすると、一見、Appleのサイトのようなページに移動するが、アドレスが「.cf(中央アフリカ)」ドメイン applesite

状況を確認しようとして、このページにApple IDとパスワードを入力すると、そのままアカウント情報を盗まれてしまいます!
このようにあたかも本物のメールやサイトを装い、個人情報を盗み取るのがフィッシング詐欺です。

身に覚えのないメールが届いたら、上記の点に注意し、むやみにURLをクリックしたりパスワードを入力したりしないよう、お気をつけください。

ランディングページ

一般的にランディングページとは、訪問者が最初に訪れるWebページのことを指します。
Webマーケティング的には、ネット上の広告をクリックしたときに、最初に表示されるページのことを指し、資料請求や問い合わせを目的とした、1ページで完結するページのことをランディングページ(LP)と呼びます。

普通のホームページは、様々なページで構成され、各ページにリンクを貼って、訪問者が目的の情報を探しやすいような作りにします。
しかし、ランディングページでは、他のページに移っては困るので、リンクは貼りません。なぜなら、ネット広告(リスティング広告)と組み合わせることで、検索キーワードにより、ユーザーのニーズが明確になっているからです。

例えば「看護師求人」のキーワード広告から辿り着くランディングページは、いかに魅力的な病院か、働きやすい環境かなどの求人に関する情報のみを掲載し、最後に応募フォームをつけた構成にするべきで、広告から病院のトップページに飛ばしてしまっては、応募率も下がってしまうでしょう。

広告を出される場合は、ぜひランディングページの活用もご検討ください。

IoT

IoTとは「Internet of Things」の略で、身の回りのモノがインターネットにつながる仕組みを指します。従来インターネットにつながるモノといえば、PC、サーバー、携帯電話、プリンタくらいでしたが、テレビ、HDレコーダー、デジカメ、さらに冷蔵庫やエアコンなどの家電がインターネットにつながることで、生活はさらに便利になり、新しいビジネスやサービスも生まれています。

例えば、バスがインターネットにつながると「何分後にバスが来るのか」リアルタイムで知ることができます。畑がインターネットにつながったら、肥料や水やりの自動化と遠隔管理が可能になります。 橋などの公共建築物がインターネットにつながると、センサーにより強度を常に把握して適切なメンテナンスができます。

対象となる物は無数にあり、ちょっとしたアイデアで世の中が大きく変わるため、今後も「IoT」サービスはどんどん増えていくものと思われます。

ストリーミング

かつてはPCやスマホで動画を見ようとすると、フリーズを起こすことがしょっちゅうでしたが、最近はyoutubeのように、サクサクと動画を見られるようになりました。その背景には「ストリーミング」が挙げられます。動画などの重いデータをダウンロードしながら再生する技術のことで、「ストリーミング再生」とも呼びます。

従来はすべてのデータをダウンロードしてから再生していたため、ネットワークに負荷がかかり、ユーザーは長い待ち時間を強いられていました。しかし、ストリーミング技術の普及により、ダウンロード時間を待つことなく、すぐ再生できるため、ネットでのライブ配信も可能になりました。

さらに、ダウンロード方式ではPCにデータが残りますが、ストリーミングは一時ファイル扱いとなり、原則としてデータが残らないため、著作権保護コンテンツの配信にも利用されています。

リスティング広告(PPC広告)

リスティング広告とは、利用者がYahoo!やGoogleなどで検索したとき、その検索結果に連動して表示される広告のこと。雑誌や新聞などは、広告の掲載に費用がかかりますが、リスティング広告の掲載費は無料で、広告のクリック数に応じてお金がかかります。いわゆるクリック課金型広告で、PPC(Pay Per Click)広告とも呼ばれます。

リスティング広告の主なメリットは次の通りです。

1. ターゲットを絞り込める
例えば名古屋の小児科さんが、認知度を高めたいとき。せっかくお金を払って駅看板やタウン誌などに広告を掲載しても、それを目にする全ての人が小児科のターゲットではありません。一方、リスティング広告では、「名古屋 小児科」と検索した人だけに絞り込んで広告を出すことができます。

2. 低予算から始められる
クリック課金型の良いところは、1日の上限金額を決めることができます。そのため、例えば月1万円から始めるなど、予算に応じて広告を出すことが可能です。

3. 効果がはっきりとわかる
どの広告が何回表示され、何回クリックされたかが細かくレポートされるので、キーワードの設定や、1ヵ月にかける費用など、詳細に対策を立てて運用できます。

リスティング広告は運用代行会社に頼むこともできますが、自分(法人でも個人でも可)で始めることもできます。弊社は広告運用の専門会社ではありませんが、もしご検討中の方がいらっしゃいましたら、できる限りのアドバイスをさせていただきます。

音声読み上げブラウザ

「音声読み上げブラウザ」とは、ホームページの内容を音声で読み上げてくれるソフトのことです。じつは20年程前から存在しており、視覚障害者にとって無くてはならないソフトです。
「音声読み上げブラウザ」のおかげで、自身の操作により情報を入手できるようになったり、オンラインショッピングを楽しんだり、視覚障害者のQOL向上に役立っています。

知らない方も多いと思いますが、最近ではPCやスマートフォンに「テキスト読み上げ機能」が標準で搭載されています。
例えばiPhoneには、設定 > 一般 > アクセシビリティの項目に「VoiceOver」という機能がありますので、興味のある方はお試しください。

ただ、正しく読み上げてもらうには、ホームページの作りも読み上げブラウザに対応した少し特殊な作りにする必要があります。

(例)
・読み上げブラウザのみに対応するナビゲーションの設置
・日付の表記は、「/」で区切らず「年月日」で表記する など

音声読み上げブラウザ対応をご希望の方はお気軽にご相談ください。

バイト(byte)って?

ハードディスクやUSBメモリの容量などで、よく目にする機会が多い「MB(メガバイト)」や「GB(ギガバイト)」といったデータ容量の単位。なかなかその大きさをイメージできない方もいらっしゃると思うので、小難しい話は抜きにして、わかりやすい容量の比較例を考えてみました。

1KB(キロバイト)= 1,024バイト
・日本語で512文字分

1MB(メガバイト)= 1,024KB
・原稿用紙1,300枚分
・iPhone6plusで写真を撮ると1枚あたりだいたい2MBくらい
・音楽が4分で約5MB

1GB(ギガバイト)= 1,024MB
・iPhone6plusの写真が512枚分
・DVDの映画1本で約4GBくらい

1TB(テラバイト)= 1,024GB
・音楽を流し続けたら555日分
・DVDの映画を週に1本見るなら約5年分
・デジタル放送の録画120時間分

ちなみにテラバイトの次はペタバイトという単位になります。
途方もない容量ですが、すでにビッグデータを扱うサーバーなどはペタバイトが常用されているようです。

アクセス解析

ホームページが「何人くらいに見られているか」は誰もが気になるところです。

以前は「アクセスカウンター」というものがよく使われましたが、その名の通りアクセス数をカウントするだけでした。今は、ホームページにアクセス解析ツールを組み込むことで、アクセス数はもちろん、以下の情報まで分かります。

・閲覧する端末(PCやスマホ、タブレット)の種別
・どこからリンクしてきたのか(検索サイト、ポータルサイト、ブックマークなど)
・どんなキーワード(地名、病名、職種など)で検索して訪れているのか
・どのページにどれくらいの時間、滞在したか
・最後に見たページはどこか などなど

アクセス解析ツールによって入手した数字やキーワードをじっと眺めていると、ネットでつながった先の無数の人々の状況やニーズ、困り事などが少しずつ浮き上がってきます。こうしたピースをかき集めてある理論を導き出し、それに基づいて、いくつもの改善策をひねりだす。ここが私たちの腕の見せどころ、でもあります。

ホームページのすばらしいところは、印刷物とは違い、どんどん手を加えたり、改善ができること。
まさに育てていく「生きたメディア」
なのだと、つくづく思います。

まとめサイト

最近、世間をにぎわせている「WELQ」などのまとめサイト。
まとめサイトとは、特定の話題について見やすくまとめたウェブサイトのこと。運営方法は2つあり、1つはウェブサイト運営者が情報を集めて公開するタイプ、もう1つは誰でもページの作成や編集ができるタイプ。
「WELQ」の場合、後者を装いながら実態は前者のタイプ。表面上は医療・健康情報を自由に投稿するサイトでしたが、その仕組みは驚くべきものでした。
検索上位を目的に、アクセスされやすいキーワードを徹底的に割り出し、そのキーワードを組み込んだ長文の記事を、アウトソーシングの素人ライターに書かせるというもの。記事作成のルールは詳細に決められている一方、情報の裏付けはノーチェック。検索上位を目的に、根拠のない健康情報をネット上で垂れ流しにするとは極めて悪質といえます。

弊社も、健康特集を制作する機会は多いのですが、つねに重視するのは「エビデンス(証拠、根拠)」です。普段から信頼できる情報収集をこまめに行い、必要時にはお世話になっている専門医師の方々に取材や聞き取りを行ったり、記事の監修をお願いしたりと、時間とコストを惜しまず制作に取り組んでいます。それは、ときに命にかかわることだからです。

一連の騒動を機会に、読者(閲覧者)も健康情報に対して慎重となり、情報を鵜呑みにしないことを期待します。

スマホの「WEBブラウザ」って?

スマホでささっとネット検索をするとき、
不可欠のアプリが「WEBブラウザ」というものです。

iPhoneの場合はコンパスのアイコンでお馴染みのアプリ「Safari」。
一方、AndroidはメーカーやOSのバージョンによって異なりますが、Googleの「Chrome」とスマホメーカー独自のブラウザ、2つのアプリが入っていることが多いようです。

パソコンでも利用者の多いWEBブラウザ(「Chrome」や「Firefox」など)は、ブックマークや履歴をスマホと同期(※1)することができるので、例えば、自宅のパソコンで見たホームページの続きを外出先のスマホで見る、といったことも可能です。

もはや、パソコンよりスマホでネット検索をする人が圧倒的に多い今。
音声入力やリアルタイムのナビ機能、VR(※2)などによって、ホームページのあり方はさらに進化していくことでしょう。
弊社でもずいぶん前から「モバイル(スマホ)ファースト(※3)」のホームページづくりを提案していますが、その流れに拍車がかかっていることを実感する今日この頃です。

※1 GoogleやFirefoxのアカウントが必要になります
※2 バーチャルリアリティ。CGで作られた世界を擬似体験できる仕組み
※3 まずスマホサイトを中心にコンテンツを考え、PCなど他のデバイスへ対応していく手法

解像度(画像の精度)

印刷物やディスプレイで表示される「画像の精度」を「解像度」といいます。単位は「dpi(dot per inch)」で、1インチあたりに含まれるドット数を表します。この数値が高いほどきめ細やかに表現できます。

一般的にパソコンのディスプレイの解像度は72dpiですが、スマホやタブレットは300dpiと数倍も高い解像度となっています。ピンチアウトで画面を拡大しても、画像がきれいに表示されるのはそのためです。
ちなみに、初代iPhoneは163dpiでしたが、モデルチェンジのたびに解像度を上げ、iPhone6やiPhone7は326dpiと印刷物とほとんど変わらない解像度となっています。(印刷物は350dpi)

ホームページを作成する場合、掲載する画像については、スマホなどあらゆる端末で閲覧されることを前提に、従来の2倍の解像度をスタンダードとしています。
もし、画像のサイズが小さいと、パソコンでは普通に見えても、スマホで見ると粗く表示されてしまうので要注意です。
ホームページやブログなどに使用する画像は、Mサイズ・中サイズといったある程度大きな画像をご用意ください。

迷惑メール

受け取る人の意向に関係なく、無差別に送られるメールは「迷惑メール(スパムメール)」と呼ばれます。
今や全世界の電子メールの約半分は迷惑メールであるというデータもありますが、いくつかのタイプに分けることができます。

・出合い系やマルチ商法・アダルトサイトなどへの誘導
・架空請求・ワンクリック詐欺
・クレジットカードや個人情報を盗み出すフィッシング詐欺
・添付ファイルでのウイルス感染

迷惑メールで被害を受けないためには、最低限以下に注意してください。

心当たりがないメールのリンクは、絶対にクリックしない
たとえ、送信解除を促す内容であっても、クリックすることでそのメールアドレスが「有効なメールアドレス」だと判断され、余計に迷惑メールが増えてしまうことになります。

添付ファイルを絶対に開かない
圧縮ファイルや画像、PDF、ワードファイルなど様々な形式の場合がありますが、絶対に開いてはいけません。ウイルス感染し、パソコン内の情報が抜き取られたり、様々な被害を及ぼします。

メールの内容を簡単に信用しない
利用している銀行や会社の名前でメールが来ても、すぐに内容を鵜呑みにしてはいけません。フィッシング詐欺の場合、本物そっくりのホームページに誘導され、個人情報を盗み出されます。

ブログ、SNSなどでメールアドレスを公開しない
迷惑メールの対象、ストーカー被害といったさまざまなトラブルを招く恐れがあります。誰に見せるべきかプライバシー設定を行い、情報公開範囲をコントロールするなどの対策をしておきましょう。


最近では、宅配業者やスキャナ・FAXなどの機器を装った「身に覚えがありそうな」迷惑メールが増えているようです。
そもそも、迷惑メールはクリックさせることが目的なので、様々な手法を用いて手口がどんどん巧妙になっています。くれぐれもご注意ください。

ポケモンGoの立役者、「AR」という技術

スマホアプリ「ポケモンGo」が世界中で人気を博しています。スマホアプリで見ると、ポケモンのキャラが現実世界に存在しているように姿を現わす仕組みには、「AR」という技術が使われています。

「AR」は「Augmented Reality(拡張現実)」の略で、現実の世界の風景に、情報を重ねあわせて表示することを指します。ARの技術自体は古くからあるものの、精度の高い位置情報を取得できるスマホの普及によって、一気に利用が広まっています。

ARの利用例として、いくつか挙げてみると…

・スマホのカメラごしに見る建物や施設に、詳細な情報を表示できる
・新聞や雑誌広告をスマホアプリで見ると、動画が飛び出して見える
・カーナビ情報を、メガネ型のディスプレイを通じて、実際に見えている景色上に表示できる

ARと似た言葉に「VR(Virtual Reality):仮想現実」がありますが、こちらはCGのみで作られた世界を擬似体験できるようなものを指します。

弊社では、ARの機能を診察券や会員カードに活用する提案などもしています。ご興味のある方は、ご一報ください。

アカウント

インターネット上でショッピングしたり、ブログやSNSを始めたり、何かの会員になる場合、必ず必要となるのがこれ。

「アカウント作成」

アカウントは直訳すると「口座」で、IT分野においては「情報サービスを利用できる資格や権利」を意味します。アカウント作成には、以下の2つが必要となります。

1)「ID」(アカウント名・ユーザ名と呼ぶ場合もあります)
2)「パスワード」 本人であることを確認するためのもの

余談ですが、つい最近、ロシア最大のSNS「VK」がハッキングされ、1億件分のパスワードが流出しましたが、そのうち約71万件が「123456」、約40万件が「123456789」だったとか。何十万人もの人が数字を順番に並べただけのパスワードを利用していることに驚きました。
パスワードに変わるものとして、指紋、指静脈、顔、虹彩、声帯などを利用した「生体認証」が期待されています。

さらに、Googleは、スマホに搭載されている各種センサーを利用して、
ユーザーの行動を統括的に解析・認証する新しい「個人認証」システムを試験中だとか。

ネットを利用する限り、避けては通れないアカウント作成。しかし、ネット上で横行する「なりすまし」や「のっとり」への不安は高まるばかり。こうした犯罪者を撲滅するためにも、パーフェクトな個人認証が確立する時代の到来が待ち遠しいものです。

「Googleマップ」の厳しいルール

初めての場所に行くとき、Googleマップやストリートビューで事前チェックするのが当たり前になりました。地図帳をパラパラとめくっていた時代にはもう戻れませんね。 Googleマップは、弊社が制作するクリニックや教育施設のホームページにも、必ずといっていいほど利用しています。その汎用性の高さから、著作権フリーと思われている方がいるかもしれませんが、じつは使用にあたり厳しいルールがあるのをご存知ですか。 本来、Googleマップは「縮小、拡大」が自在にできるインタラクティブ(動的)なマップです。それをキャプチャで取り込んで、静的なマップにしたり、そこに目印などを追加することは認められていないのです(クレジットを入れてもNG)。もしGoogleに訴えられたら大変なことになるので注意が必要です。 どうしても静的なマップを使用したい場合、オリジナルマップを作成することで解決できますので、弊社までお気軽にご相談ください。 余談になりますが、ストリートビューで自宅や勤務先の建物などに、人目に触れられたくない物が映り込んでいる場合は、Googleに申請すれば、見えないように画像を加工してくれるようですよ。

メルマガ

会員登録などをすると、次々と送られてくるメルマガ(メールマガジン)。
以前は文字だけのメルマガがほとんどでしたが、最近は写真やイラストなど画像付きのカラフルなものが増えました。

画像つきのメルマガを配信するには、ホームページと同じような作りにする必要があり、「HTMLメルマガ」と呼ばれています。作業的に手間がかかりますが、視覚的な訴求力が高いのは大きな魅力です。

HTMLメルマガのメリットを挙げてみると……
・文字だけのメールと比べて、見やすい、分かりやすい
・変わった書体でも画像にすることで文字化けなどを防げる
・写真やイラストなどの画像を掲載できるので情報の質が高まる

最近の「HTMLメルマガ」をチェックしてみると、PC・スマホどちらで受信しても見やすく表示する「レスポンシブWebデザイン」となっているものが多く見られます。ホームページと同様、メルマガもスマートフォン対応の重要性が高まりつつあることを実感します。
(もちろん、このBUNBUN通信もレスポンシブWebデザインとなっています!)

いいことづくしの「HTMLメルマガ」ですが、どのようなメールソフトで開いても、表示が崩れないようにするのも大切なポイント。メールソフトは何十種類と存在するので、作成後の動作確認が欠かせません。弊社では「HTMLメルマガ」の作成なども行っていますので、興味がある方は、ご相談ください。

文字化け

メールの文字が奇妙な記号で表示される「文字化け」に困ったことはありませんか? 原因は、文字情報の取り扱いが間違っているために起こります。

少し専門的な話になりますが、メールやホームページなどの文字情報は「文字コード」と呼ばれる形式で保存されます。日本語の「文字コード」の場合、メールはISO-2022-JP、ホームページはShift_JISやUTF-8、EUC-JPだったりと、さまざまな種類があります。文字コードの指定が、保存する時と、表示する時で異なると、正しく変換できず文字化けが発生します。

一方、環境の違いによって起こる文字化けもあります。 例えば、Windowsから送ったメールの文面の123という文字が、Macではと表示されることがあります。 これは「機種依存文字」と呼ばれる文字を使ったために発生する現象です。たった1文字の機種依存文字があるだけで、メール全文が「文字化け」するケースもあるので、メールでは123といった特殊な文字は避けることをおすすめします。 (このメールレターでは、123を画像にして文字化けを回避しています)

ちなみに英語圏では、アルファベットなどの文字の数が少なく、文字コードが1つで済んでいるため、「文字化け」は起こらないとか。そのため、文字化けの現象は英語園でも「mojibake(モジバケ)」と呼ぶそうです。

格安スマホって?

スマホって本当に便利ですが、本体代と維持費に結構な料金がかかってしまいますよね。 今話題の「格安スマホ」も「よく分からない」という声を耳します。そこで今回は「格安スマホ」「格安SIM」についてご説明します。

通常、日本でスマホを使うには、基地局を持つドコモやAU、ソフトバンクと契約し、通信用の「SIMカード」を提供してもらう必要があります(全てのスマホにはSIMカードが入っています)。 しかし、「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」と呼ばれる基地局をもたない携帯電話会社の登場により、「格安SIM」という安いカードが誕生して「格安スマホ」が実現しました。

<格安SIMのメリット> ・月額1,000円くらいから料金プランが用意されている ・2年契約という縛りがない ・楽天やOCN、イオンなど数多くの参入企業から選べる

<格安SIMのデメリット> ・カケホーダイなどの通話サービスがない ・携帯電話会社のメールアドレスが使えない ・通信の速度や品質がやや劣る ・ほとんど実店舗がなく、アフターケアが期待できない

また、MVNOのSIMカードは「SIMロックフリー」に対応したスマホしか使えないので、事前に各MVNOのホームページのスマホ対応リストをご確認されることをおすすめします。 iPhoneの場合、AppleストアでSIMロックフリー版が購入できるようです。

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ラボアシスト 0120-853-863(全国対応)電話受付 10:00〜19:00(月〜金曜日)

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