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Appleがいよいよ日本の電子書籍界に上陸!もう、作家デビューも夢じゃない!?

前々回は、「今年こそ真・電子書籍元年となるか?」という記事を書きましたが、とうとうと言いますか、ついに先日(2013年3月6日)、Appleが日本の電子書籍界に参入しました。
今まで出版社の意向もあってか、なかなか普及が進まない状況でしたが、音楽配信・アプリ配信の実績があるAppleの参入によって、日本での電子書籍の動向も大きく変わりそうです。

ところで皆さんは、「Gene Mapper(ジーンマッパー)」というSF小説をご存知でしょうか?
藤井大洋さんという方が個人で出版した電子書籍なのですが、藤井さんはもともとプロの作家ではなく、なんと通勤電車の中、iPhoneのアプリで、こつこつと入力し完成させたとのことです。企画から執筆、表紙デザイン、Webサイト制作まで一人で手がけたことで話題になりました。それに加えて内容も面白いということで、紙の書籍を押しのけアマゾン「文学・評論」ジャンルで1位に躍り出たのです。

藤井さんの例はやや特殊かもしれませんが、昨今は電子書籍を手軽に作成できるツールも充実し、ストアへ出版する門戸も広がりつつあります。もう個人出版(セルフパブリッシング)の障壁はほとんど無くなって、翻訳版を用意すれば海外向けにも販売ができる時代がやってきました。

こうした状況を目の当たりにすると、なんだか無性に自分も作品をつくりたい、新しい波に乗りたいと思ったりしませんか。
もし書き溜めた文献やコンテンツを世に送り出したい方がいらっしゃいましたら、ぜひともチャレンジを。
作家デビューへの後押しを、BUNSOSHAも微力ながらお手伝いさせていただきたいと思います。

YouTubeなど動画投稿サイトは超ベンリ。動画コンテンツがどんどん身近なアイテムに。

ミュージシャンのPVや見逃したドラマを見たい時、YouTubeなどの動画投稿サイトをチェックしたことはありませんか?  
国内はもちろん、世界中からアップされた動画がクリックひとつで見られるなんて、ホントに便利な時代になったものです。

とはいえ、TV番組や映画、楽曲などの動画にも著作権があることを、ついつい忘れてしまいがち。制作会社や制作者に許可なく、お気に入りの動画コンテンツをサイトに投稿すると、著作権の侵害になる恐れも……。パソコンやスマホで手軽にアップロードできてしまう時代だからこそ、ネット社会のルールは心得ておきたいものです。

ルールさえ守れば、動画はさまざまに活用できる魅力的なコンテンツです。実際、動画を活用してサービス説明や情報提供を行う企業は増える一方で、ホームページにも動画を組み込むケースが珍しくなくなりました。
つい最近も、動画コンテンツを制作させていただいた、ある幼稚園の園長先生から「園の行事の様子を、お母さんたちのスマホに中継で配信できないか」と相談を持ちかけられました。テレビ中継ならぬスマホ中継、ちょっとユニークなアイデアです。
動画をつくる側、見る側。双方の環境が整ってきた今、想像以上に動画コンテンツの可能性は広がっており、つくる側の我々としては、ワクワクする毎日です。

「おまけ」から「主役」へ、「モバイルファースト」という新しい考え方。

その昔、撮った写真は、カメラ屋さんで現像してもらいアルバムをつくりました。やがてデジカメが普及すると、アルバムの代わりにパソコンに入れて管理し、気に入った写真をプリントするようになりました。
しかし最近は、スマートフォンで撮影し、撮った写真はずーっとスマホに貯めてパソコンにすら移さない方が多くなっています。スマホ上で写真を閲覧し、人に見せるときはデータ共有サービスを使えばOK。容量が足りなくなったらオンラインストレージ(インターネット上の保存領域)に保存する、というなんともデジタルな使い方をしているのです。実際、「スマホがあればパソコンは不要」という方が、若い層やママ世代を中心に増えています。

このように写真ひとつとっても、時代の激変がよく分かりますよね。かつてパソコンが主役だった「IT革命」は過去のもの。今は、パソコンと同じようなことができて、もっとプライベートで身近なスマホやタブレット端末が「モバイル革命」を巻き起こしています。

そういった変化のなか、モバイル(スマホ)向けのホームページは、パソコン向けホームページのおまけという認識でいると、せっかく訪れてくれたユーザーの多くに十分な情報提供が出来ない状況になってしまうかもしれません。

まずモバイルサイトを中心にコンテンツを考え、PCなど他のデバイスへと対応させていく「モバイルファースト」という逆転の発想。具体的には、「手のひらサイズのデザイン」「リアルタイムな情報発信」「いつでもどこでも」といったキーワードによる柔軟なコンテンツづくりを、BUNSOSHAでも積極的に進行中です。

動きのあるホームページを可能にする影の立役者、『JavaScript(ジャバスクリプト)』。

ここ最近、世間を騒がせているサイバー攻撃。不正に情報を抜き取ったりするネット犯罪ですが、その多くが「Javaの脆弱性を狙ったもの」とされています。
『Java』とは、携帯アプリや家電、業務システムにまで使われる利用目的の幅広いプログラムのこと。 ホームページをつくるプログラムの『JavaScript』とよく混乱されがちですが、まったく違うものなのでご安心を!

と、前ふりはここまでにして、今回は『JavaScript』について少しご説明したいと思います。一言でいうと、ウェブ用に開発されたプログラムで、動きのあるホームページがつくれるスグレもの。
少し前までは、動的コンテンツと言えば『Flash』が主流でしたが、iPhoneやiPadなどの端末では表示されないため、時代の変化に合わせて、多くのウェブデザイナーたちは『JavaScript』を積極的に取り入れつつあります。
あらゆる環境(端末)で表示できるだけでなく、AmazonやGoogleなどのサービスにも利用されている『JavaScript』。もちろんBUNSOSHAのトップページでも使っています。

動きのあるホームページは閲覧時間を伸ばし、見てほしいページへ効果的に誘導できます。 モバイル時代のホームページにおいては、間違いなく、『JavaScript』は強力な味方になってくれるでしょう。

高齢者にもやさしいユニバーサルな電子書籍。今年は「真・電子書籍元年」なるか?

新年あけましておめでとうございます。
さて今年はどんな新しいIT技術が生まれ、そして淘汰されていくでしょうか。

今から約2年ほど前の2010年は、電子書籍元年と呼ばれていました。iPadが発売され、黒船が来航するかのように電子書籍化の波が押し寄せるかと思われた年でしたね。しかし、思ったよりも電子書籍は普及せず…。著作権やデータ保護の問題、統一規格の問題など、クリアしなければいけない課題はいくつかありますが、やはり電子書籍ならではの魅力があります。

検索したり、文字の大きさを変えたり、音声で読み上げたり、触って動いたり。こういった便利な機能は、若者だけでなく、高齢者ほどニーズがあると思います。最近、ある60代のお客さまに対して、iPadで企画書をご説明したとき、シニアグラスなしでサクサクと読んでいらっしゃる姿が印象的でした。

昨年になって楽天のkoboやAmazonのKindle、iPad miniが発売され、個人的には今年こそ電子書籍勝負の年だと思っています。紙の良いところ電子の良いところ、相互に補完しあって、ワクワクするような真・電子書籍元年を期待したいですね。

2億5000万件に迫るドメイン登録数。グローバル時代でも、やっぱりドメインは国産が安心?

2012年末、ドメインの総登録数は世界で2億4600万件に達しました。企業や組織にとって必須アイテムとなりつつあるドメイン※。世界人口が70億人なので、30人に1人はドメインを持っていることになります。

ドメインは早いもの勝ちなので、他者が使用していると取得できませんが、見た目の分かりやすさ、入力の手間からいうと、短くてスッキリしたドメインが好まれるようです。「.com」や「.net」などドメインの種類は数多くありますが、国内で人気なのは、やはり日本専用の「.jp」ドメイン。日本国内に住所を持つ場合のみ取得でき、日本の会社が管理しているため、世界で最も安全と評価されたドメインです。

ドメインは取得してからの年月が長いほどSEOには有効であると言われています。長く公開されているほど閲覧者が増える傾向にありますが、ホームページ自体が更新されず、古いまま放置された状態ではむしろ逆効果といえるでしょう。

インターネット上の住所がドメインであるなら、ホームページはそこに建てられた家。いつでも気持ちよくゲストを迎え入れるよう、定期的にメンテナンス(更新)を行い、鮮度ある確かな情報を患者さまに向けて発信していきましょう。

※BUNSOSHAの場合、ホームページアドレス「http://www.bunsosha.co.jp」の「bunsosha.co.jp」の部分がドメインとなります。

インターネット上の広告は、よりピンポイントに表示できる「効率型」へ進化中

医院が広告を出す時、ほとんどの場合、周辺地域限定のものです。たとえば、野立て看板や電話帳広告などがあります。ではインターネットで広告を出すと…、
ネットは世界中で閲覧できるのが魅力ですが、名古屋の医院が、東京や大阪、まして海外で見られても集客につながらないですよね。さらにネット上の広告は、表示やクリック回数で課金される場合があるので非効率的になります。

そこで数年前から注目され始めているのが『エリア ターゲティング広告』です。ネット上の広告を、特定地域の人にだけ表示することで、費用対効果を上げる手法です。いったいどのようにして訪問者の地域を特定しているかというと、最近の主流はIPアドレス(※)による判別で、国・地域・都市・市区町村のレベルまで特定が可能だそうです。ただし、細かくなるほど精度は落ちるそうですが・・・。

一方、Yahooでは会員の登録情報によって表示する広告を変えています。30代、男性、未婚、名古屋在住の方が閲覧した時だけ広告を表示、といったことも可能なのです。既往歴を元に、よりターゲットを絞り込んだ広告が登場する日も遠くないでしょう。

最近、ホームページをリニューアルしたあるドクターが私にこうおっしゃいました。
「地域・治療法のキーワード検索による効果か、新規の患者さんが増えてきて、野立て看板は減らしています。旧石器時代の遺物のような気がして…」

これからは医院の広告も、目的や対象を明確にして、上手に使い分けていくことが重要になっていくでしょう。

※IPアドレス…インターネットにつなぐ際の識別番号のようなもの

タダでうれしい無料通話アプリ。登録する前に、まずアドレス帳をチェック

最近、新規参入が相次いでいるスマートフォンの無料通話アプリ。なかでも『LINE』は世界230の国や地域で利用され、登録ユーザー数は8,000万人を突破しました。
無料通話アプリは、電話回線を使わないので、どれだけしゃべっても電話代はタダ。非常にうれしいサービスですよね。ただし、利用する際は注意が必要です。

まず、知っておきたいのは、登録時には、自分のスマートフォンに入っているアドレス帳が丸ごと、業者のサーバーにアップロードされてしまうこと。そして一度、アップロードされると、その情報をクローズドにすることはできないようです。もちろん「セキュリティは万全」と業者側は言っていますが、今の時代、情報漏洩など心配のタネはつきません。
ドクターのなかには、個人的に使うスマートフォンに、患者様の電話番号を万が一のため登録されている方もいらっしゃいます。こういった場合、病院としての情報漏洩防止という観点からみて、利用については十分考えたほうが良いかもしれません。
公私をきっちり分けた、2台のスマートフォンを持ったうえで、プライベートで無料通話アプリを利用するのも一案です。

スマートフォン向けの便利なサービスは今後も数多く生まれると思いますが、公私を意識して利用を判別するように心掛けたいですね。

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