カテゴリ「今さら聞けないIT用語」のコラム一覧

「スマホ決済(QRコード決済)」

政府によるキャッシュレス化推進以降、「○○PAY(ペイ)」というスマホを使った決済サービスが急増する一方、セブン-イレブンの「7pay」で不正アクセスが発覚するなど、何かと話題のスマホ決済。ここで少し、整理してみたいと思います。
スマホ決済とは、スマートフォンだけで支払いが完結するキャッシュレス決済の仕組みを指し、大きく分けて非接触通信の「FeliCa方式」と「QRコード方式」の2種類あります。

●FeliCa方式

代表的な仕組みとして「おサイフケータイ」や「Apple Pay」などがあり、スマホが非接触通信に対応している必要があります。(最近のスマホはほとんど対応しています)

●QRコード方式

アプリにより生成されたQRコードをお店の端末で読み取るか、店頭のQRコードをスマホで読み取って決済する方法。「LINE PAY」「PAYPAY」などがあります。スマホが非接触通信に対応していなくても使えるのが特徴で、お店側の設備投資の負担も少ないため、使える店舗も増えてきました。

サービス提供側としては、ビッグデータを活用した自社顧客の囲い込みや新たなビジネスモデルの創出を期待して、ポイント還元などのキャンペーンも活発になっています。
今後どこまで普及するか注目ですね。

「IFTTT(イフト)」

IFTTTとは、異なるソーシャルメディアやWebサービスを組み合わせて連携できるサービスのことです。
「IF This Then That」の頭文字で、直訳すると「もし、これだったら、あれをする」。いわゆる自動化というもので、例えば、Facebookに投稿すると、自動的にTwitterにも投稿するように連携したり、位置情報を使って最寄駅に着いたらLINEに通知したり。スマートスピーカーと家電を連携する「スマートリモコン」では、「OK Google おやすみ」と話しかけたら、照明とテレビをOFFにするなどなど。

複雑なプログラミングは必要なく、スマホアプリからも連携の設定ができるのも魅力です。IT生活がますます身近になるなか、「IFTTT」は欠かせないものとなりつつあるので、ぜひ注目を。

「チャット」

「チャット」とは「雑談・おしゃべり」という意味で、ネットワークで繋がった人同士がリアルタイムでコミュニケーションを行うことです。「チャット」と「メール」の違いは、リアルタイムかどうか。その点「LINE」などのメッセンジャーアプリはチャットの仲間といえるかもしれません。

最近は仕事でチャットを利用している方も増え、特にIT制作会社などは多いのではないでしょうか。既読確認ができたり、URLやファイルを送信できたり、とても便利なツールです。
ただ、チャットで複数の案件を掛け持ちしていると、細切れのメッセージが大量に届いて確認に時間を奪われてしまいます。「すぐ返信しなきゃ」と考える真面目な方ほど生産性が低くなってしまうことも…。
リアルタイムだからこそ便利なチャットですが、相手の状況も考えてコミュニケーションをとる必要がありそうです。

相手の時間を奪わないメール、リアルタイムで利便性の高いチャット、シビアなコミュニケーションが必要な電話や面会など、上手く使い分けるようにしたいですね。

「サブスクリプションサービス」

「サブスクリプションサービス」とは、いわゆる「定額制サービス」というもので、利用期間に応じて費用を支払うことでサービスを受けられる仕組みのことです。

特にエンタメ系サービスの認知度が高く、動画見放題の「Amazonプライム」「Hulu」や、音楽聞き放題の「Apple Music」「Spotify」などが有名ですね。

●利用者のメリット
  • 初期費用が少なく済む
  • 自分の興味の幅を広げられる
●提供側(事業者)のメリット
  • 安定収入
  • 顧客の属性、利用動向などのデータが取得できる

デジタルデータの場合、どれだけ使っても費用は変わらないので、音楽、動画配信業界はサブスクリプションに向いていると言えます。最近では、様々な業界でもサブスクリプションモデルが導入され話題を集めています。例えば、定額で1日一杯ラーメンが食べられるサービスや、月20万で3年間に6車種のレクサス車を乗り換えられるサービスも話題を集めています。

モノを売って終わりでなく、必要に応じて必要な量のサービスを提供する意味では、弊社のコンサル・制作サービスもサブスクリプションと言えるかもしれません。

「ファーストビュー」

「ファーストビュー」とは、ホームページにアクセスしたとき、スクロールせずに最初に表示される範囲のことです。

ホームページも第一印象が大切です。ユーザーは最初に表示された部分を見て、このホームページに自分が欲しい情報があるかどうか、わずか3秒で判断するといわれています。
細かい文字は読まず「パッと見」の印象で、そのホームページを見続けるかどうか決めるんですね。そのためファーストビューに何を入れるかはとても重要です。

例えばクリニックのサイトであれば、以下の情報は必須だと言えます。

  • 科目
  • TEL/住所
  • わかりやすいメニュー

また、心に響くビジュアルやキャッチコピーも考えられます。

ユーザーが見る環境は、PCであったりスマホであったり、高解像度モニタであったり、コンパクトなノートPCであったりするので、ファーストビューの範囲は環境によって異なります。
最近のモニタサイズのシェアから判断すると、下記が最適と言われています。

PCサイト:横1000px × 高さ550px
スマホサイト:横320px × 高さ460px

時代に合わせてファーストビューのサイズも変わるので、詳しくは弊社までお気軽にお尋ねください。

「パスワードリスト攻撃」

「パスワードリスト攻撃」とは、何らかの方法で入手したIDとパスワードのリストを使ってWebサイトにアクセスを試みる攻撃方法です。
例えばFacebookから漏洩したIDとパスワードのリストを入手したとします。それらを使ってTwitterやGoogleなど他のWebサービスへのログインを試みます。すると結構な確率でログインできてしまうのです。
なぜなら利用者は、パスワードが覚えられないので、同じIDとパスワードを使い回すケースが多いからです。
この攻撃のやっかいなところは、正規の方法でログインしているので被害にあっていることがわかりづらいことです。

対策として、いつも同じIDとパスワードを使い回しているという方は、サービスごとにパスワードを変更しましょう。

覚えられないという方は紙のメモを使うのもおすすめです。アナログ的ですが、IDとパスワードを別々の紙で管理するとより安全です。
また、下記のようにパスワードを管理するソフトを使うのも良いでしょう。

利用者のセキュリティ意識の問題でもあるので、企業の管理者などは積極的に注意喚起していく必要がありますね。

「ユーザビリティ」

「ユーザビリティ」とは一般的に「使いやすさ」のことと言われますが、国際規格においては、「特定のユーザが目標を達成するための使い勝手、ユーザの満足度」と定義されています。

ユーザビリティを評価しようとすると、まずターゲットとなるユーザの設定から始める必要があります。
仮に30代既婚女性のスマホユーザが「小児科クリニックで子供の初診の予約を問題なく行えるか」という状況を考えると、場合によっては文字サイズが小さい方が良かったり、ネット上でよく使われる俗語の方が伝わりやすかったりといった場合もあり得ます。
なので「ユーザビリティが高い=万人が使いやすい」ということではありません。

似たような言葉で「アクセシビリティ」という言葉がありますが、こちらは「どんな人でも等しく情報を得られるようにする」というバリアフリーの概念に近く、Webサイトにおいては、文字が拡大縮小できるようになっているとか、読み上げブラウザに対応しているなどの機能があげられます。
ユーザビリティは特定の人がターゲットですが、アクセシビリティはあらゆる人がターゲットになり、似ているようでかなり違うものと言えますね。

「2000年問題」

西暦2000年になるとコンピューターが誤作動を起こすと言われた2000年問題を覚えていらっしゃるでしょうか。
西暦の下2桁で管理しているシステムは2000年になると1900年と認識して不具合が出るというものでした。蓋を開けてみればそこまで大きなトラブルはなかったようですが…。

今年は元号変更に伴うシステム改修として「2019年問題」が起きるかもと言われています。システムによっては、2019年は平成31年と新元号1年の二つを日付によって分けて表示する可能性もあるかもしれません。

弊社が提供するサービスでも、修正が必要な箇所についてはご相談のうえ対応いたします。(内容によっては有償となる場合があります)

「USB」

本当に今さらなIT用語かと思いますが、マウスやキーボードの接続から外付HDDの接続ケーブルまで、もう当たり前に使われており市民権を得ているUSB。ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus)という規格の略称です。

昔はマウス、キーボード、プリンタの接続ポートはそれぞれ異なる形状をしていましたが、それらを統一して1つのポートで利用できるようにしたのがUSBで、機器の電源を入れたまま抜き差しができ、電源の供給ができることが特徴です。とにかく便利なUSBですが、今ではバージョンが3.1になり、転送スピードも当初と比べ400倍近く速くなっています。 唯一の欠点は、コネクタの形状がたくさんあって、機器に合うコネクタがわかりづらいことです。

USBのコネクタの形状、種類

  1. 最も多く見かけるType-A
  2. 少し小さめでプリンタなどに使われることが多いType-B
  3. デジカメなどに使われることが多いMini USB
  4. Androidスマートフォンなどによく使われるMicro USB
  5. 最も新しいType-C

などがあります。

Type-Cは、何と言っても差込口の表裏の区別がなく使い勝手が良いです。それだけでなく、充電や映像出力にも使え、今後おそらくType-Cがどんどん普及して統一されていくと思われます。

「CRM」

CRMとは Customer Relationship Management の略で「顧客関係管理」のことを指します。
顧客の情報を収集、分析して最適で効率的なアプローチを行い、顧客との長期的で良好な関係性を構築、自社の商品やサービスの競争力を高める経営手法のことです。

一般的な顧客データベースは、会社名、部署名、担当者名などの定量情報を記録するのみですが、CRMでは、顧客の性別、年齢、趣味嗜好、ニーズ、購入履歴などの情報を顧客属性として管理します。

今まで営業マンの経験やカンで営業活動していたことを、ITの力で数値化(可視化)し、情報を社内で共有、分析することで顧客満足度を高めることができます。
何やら難しそうですが、一言で言うと、

CRMとは健診のようなもの。

健診を受けると自分の健康状態が数値化され、その結果を元に、栄養士さんなどのアドバイスを受けながら、「体重を減らすには1日どれだけ歩けばいいか」「コレステロールを減らすために、どんな献立にすればいいか」といった対策を立てます。CRMが目指すのも、より良いサービス体質に変えていく対策と実践といえるでしょう。

「ビッグデータ」

「ビッグデータ」という言葉を最近よく聞くけど、いまいちピンと来ない方も多いのではないでしょうか。

お店のレジで商品が販売されたときに記録されるPOSデータ、Webサイト・テレビなどの閲覧履歴、Suicaなどの交通カードの利用履歴、スマホの位置情報など、日々蓄積されていく様々な種類の大量のデータをビッグデータと言います。 これらは大量で不定形なため扱いづらく、なかなかデータを生かすことができませんでした。しかし近年ビッグデータの分析技術が進歩して、様々なことに活用できるようになってきました。

例えば、ダイドードリンコでは、自販機にて飲料を販売する際の配置は「Zの法則」に従って、左上に一番売りたいものを置いていました。しかしアイ・トラッキングによるデータ(自販機のどこをみて商品購入を決定しているかを表すデータ)を解析したところ、下段に視線が集まることが分かったのです。 その結果をもとに配置を変更することで、売上前年比1.2%増という結果になりました。

今まで当たり前と思っていたことも、データを解析してみたら実は違っていた。そんな常識にとらわれない、新しい発見がビッグデータの活用から生まれるのを期待したいですね。

「静的ページ・動的ページ」

Web制作会社の間では、よく「静的ページ」「動的ページ」という言葉をよく使います。

「静的ページ」とは、作った通りの内容が表示されるページのこと。
あらかじめ用意しているデータを表示させるだけなので、サーバーに負荷がかからず、見る人や環境によって内容は変わりません。(ブラウザによってレイアウトが異なる場合はあります)

「動的ページ」とは、見るたびにデータをデータベースから引っ張ってきて表示するページのこと。
ブログやCMSなどで記事を投稿すると新しい記事がすぐ追加されたり、コメントを書き込めばリアルタイムでコメントが追加されます。例えば、ショッピングサイトのおすすめの商品などは、購入履歴によって内容が変わります。このように動的ページは、見る人によって内容を変えられるのがメリットですが、その都度データを引っ張ってくるのでサーバーに負荷がかかります。

ホームページ制作では、ページの内容や更新頻度と照らし合わせ、静的ページと動的ページをうまく組み合わせて作るのがポイントです。

「ステルスマーケティング」

ステルスマーケティング(略してステマとも言います)とは、その行為が宣伝であると悟られないように、宣伝を行うことです。
企業から金銭を受け取り、主にネット上などで良い口コミや評価を行うことを指します。
具体的には、ショッピングサイトのユーザーレビューの投稿、ブログ記事で商品やサービスを紹介、掲示板・口コミ情報サイトの投稿などです。
とある広告代理店では、芸能人ブロガーに宣伝記事を依頼するサービスメニューがあったりもしました。

ステマによる口コミ投稿はもちろんNGですが、今年策定された「新医療広告ガイドライン」でも禁止されておりますのでご注意ください。

「医療広告ガイドライン」は厚労省ホームページで公開されています。 「医療広告ガイドライン」:
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000209841.pdf

「オウンドメディア」

「オウンドメディア(Owned Media)」とは、自社が所有するメディアのこと。最も身近なものがWebサイト(ブログやコーポレートサイト)ですね。また、自社で運営するFacebookなどのSNSは「アーンドメディア(Earned Media)」、お金を払って掲載する広告などは「ペイドメディア(Paid Media)と呼ばれます。3つ合わせて「トリプルメディア」と言い、Webによる情報発信はいずれかで行うことになります。

オウンドメディアは「役立つ情報」という側面が強く、ブランディングや売り上げアップという明確な目標を持って運営するものです。ちなみに「ブログ」はオウンドメディアのひとつと言えますが、「役立つ情報」というよりは、日常の出来事など気軽な内容を載せることで、親近感を持ってもらいやすいというメリットがあります。

最近は「あって当たり前」とされるWebサイト(ブログやコーポレートサイト)ですが、オウンドメディアという視点でホームページのコンテンツをチェックしてみると、「こんな情報も入れたい」「この情報は不要」など、新たな気づきがあるかもしれません。

ファイアウォールより有効なセキュリティ対策「WAF」

ファイアウォールとは、ネットワークとネットワークの間の門番のようなもので、不正なアクセスをブロックするセキュリティシステムです。あらかじめ決めたルールに従い、特定の通信のみを許可し、それ以外を遮断します。例えば特定のIPアドレスからのアクセスを拒否するといったことが可能ですが、通信の中身を見るわけでなく、規格内か規格外かを見て判断するシンプルな仕組みです。

しかし最近はアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃が増えており、それらは正規の通信方法を使ってアクセスしてくるので、従来のファイアウォールでは防げません。

そこでWAFの登場です。

WAF(Webアプリケーションファイアウォール)は、Webサイト上で動作する更新システムや送信フォームなどを保護する目的で設置され、文字通りアプリケーションに特化したファイアウォールです。不正なアクセスかどうか、データの中身を解析・検知して保護するもので、従来のファイアウォールで防げなかった攻撃にも有効なセキュリティ対策です。

弊社でサポートサービス(サーバー管理)をご利用いただいているお客さまのホームページについては、順次WAFの対応を予定しています。対応時期等についてはあらためて通知いたします。

「Instagram(インスタグラム)」

インスタグラムとは、主にスマートフォンで撮影した画像や動画を共有するサービス(またはアプリ)です。スマートフォンのカメラ機能がコンパクトデジカメを超え、簡単に加工できるアプリが揃い、常にネットワークにつながっているのなら、あとは共有するしかないでしょと、生まれるべくして生まれた「写真に特化したSNS(ソーシャルネットワークサービス)」と言えます。

最近では「インスタ映え」という言葉も生まれ、数あるSNSの中でも今一番人気のあるサービスではないかと思います。

昔はケータイで写真を撮ることを「写メ」と呼んでいましたが、今の若者にとっては死語らしく、「インスタ」と呼ぶのだとか。

「コンバージョン」

Webの分野で「コンバージョン」といえば、「最終的な成果」のことを指します。
Webサイトの目的により成果の内容は変わりますが、具体的には、ショッピングサイトでは商品購入、コーポレートサイトでは資料請求・お問い合わせ、コミュニティサイトであれば会員登録がコンバージョンになります。

コンバージョンが起きた割合のことをコンバージョン率と言います。
通常A、Bテストを行って、コンバージョン率を比べることで、より効果の高い施策に力を入れていくことができるようになります。

施策A: 訪問数 1,000 
コンバージョン 12
コンバージョン率 1.2%
施策B: 訪問数 700 
コンバージョン 10
コンバージョン率 1.42%

上記の例では、施策Bに力を入れていくのが良いことがわかります。

コンバージョンが設定しにくいサイトもありますが、目的が明確な場合は、数字で見える化することで、今後のWebサイト改善の指標となります。

「クラウドファンディング」

クラウドファンディングとは、ある目的、プロジェクトなどのために、不特定多数(クラウド=大衆)から資金を集める(ファンディング)こと、またはそのサービスのことを指します。

「凄いアイデアを思いついた、でも実現する資金がない!」という人がインターネット上でプレゼンし資金提供を呼びかけます。
そのアイデア、サービスに共感した人がインターネットを通じて出資して支援するという仕組みです。

リターンを求めない寄付型から、利益が出たら配当金をもらう投資型、サービスや商品を特典として受け取る購入型までさまざまな形があります。

起業家やクリエイターだけでなく、最近では個人での利用も増えているようです。
必ずしも上手くいくとは限りませんが、何かやりたいことがあったとき「お金が無い」という言い訳は通用しない時代になってきているのかもしれません。

メール設定に不可欠の「POP」「IMAP」とは?

「POP」と「IMAP」、なんとなく聞いたことがある人も多いと思いますが、2つともEメールを受信するための仕組みです。
メッセンジャーやLINEが普及しても、未だにビジネスの世界ではメールでのやり取りが多く、新しいパソコンやスマホを購入したら、必ずメール設定でPOPかIMAPを設定することになります。

● 「POP」
「Post Office Protocol」の略で、サーバーにあるメールをパソコン等にダウンロードして、その端末上でメールを管理する仕組みです。
メッセンジャーやLINEが普及しても、未だにビジネスの世界ではメールでのやり取りが多く、新しいパソコンやスマホを購入したら、必ずメール設定でPOPかIMAPを設定することになります。

● 「IMAP」
「Internet Message Access Protocol」の略で、サーバーにあるメールを残したまま、サーバー上で管理する仕組みです。

パソコン1台でしかメールを使わないのであれば、POPでも良いですが、スマホやタブレットなど含めた複数の端末で同じメールアドレスを使うのであれば、IMAPが適しています。メールがサーバー上にあるので、パソコンで削除したり開封したりすると、その状態がスマホでも反映され便利です。
ただし、サーバー容量の上限に達するとメールが受信できなくなってしまいますので注意しましょう。

(注)POPでも、受信したメールをサーバーに残す設定にしておけば複数台の運用も可能ですが、同じメールを再ダウンロードする手間がかかります

「DNS」

DNSとはDomain Name Systemの略で、ドメイン名とIPアドレスの紐付けを行う仕組みのことです。

インターネットに接続されている全ての機器は、必ずIPアドレスという番号が割り当てられます。
ホームページのサーバーにもIPアドレスが割り当てられていて、例えばYahooのホームページを見たい場合は、本来ならYahooサーバーのIPアドレスの番号を打ち込む必要があります。
しかしIPアドレスは、182.22.59.229 といった数字の羅列なので、人が覚えるのは大変です。
なので、ドメイン(yahoo.co.jp)という別名を割り当てて覚えやすくし、そのドメインとIPアドレスを紐づける仕組みとしてDNSが生まれました。
私たちがブラウザのアドレス欄にyahoo.co.jpと打ち込むと、対応したIPアドレスのサーバを探してきて、ホームページを表示してくれるのはDNSのおかげです。

IPアドレスが緯度・経度なら、住所にあたるのがドメイン、そして緯度・経度と住所を結びつける仕組みがDNSと考えると分かりやすいかもしれませんね。

ちなみに先述のIPアドレスをそのままブラウザのアドレス欄に打ち込んでも、Yahooのホームページが表示されます。

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